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後悔しない間取り(カビや害虫を寄せつけてしまう間取り)
カテゴリ:不動産コラム  / 投稿日付:2024/11/21 10:00

新築住宅は、カビや害虫とは無縁だと思っていませんか?
実は新築住宅でもカビが生えやすい、害虫が侵入しやすい条件がそろっているとも言えるのです。
引っ越して間もないのにカビや害虫を見るのは嫌だと思うので必ずチェックしてみてください!!

『採光・採風のない場所にみずまわりをまとめるのは危険』
一戸建てを建てる際、日当たりの良い位置にリビングを置いて、水回りを日当たりの悪い
北側や西側にまとめるような間取りになるのは自然な事だと思います。
しかし、カビや害虫については暮らしはじめてから対策を講じてもうまくいかないことが多く、
とくにカビは根こそぎなくすことはとても難しいのです。
カビは気温25℃~30℃、湿度60%以上になると発生しやすくなり、湿度が80%を超えると繁殖します。
カビをなくすには、かなりの高温で長時間殺菌しなければならないので、実際に家庭内で行うことは不可能でしょう。

採光・採風のない場所に水回りをまとめる場合には、気密性、断熱性の高い住宅にすることが大切です。
なお、2003年以降に義務づけられている「24時間換気システム」は1年を通して作動させておく必要があります。
電気で動かしているため月々数百円の電気代がかかりますが、スイッチを切ってしまうと室内の空気が循環しなくなるので
湿気がこもり、カビが生える原因になってしまいます。

『害虫はどこからでもやってくる』
あまり思いつかないことかもしれませんが、建築中から引き渡しまでの工程でゴキブリが侵入する可能性があります。
建築中は入り込むすき間があちこちにあるため、さまざまな害虫が侵入します。
職人さんたちがいなくなって暗くなると入ってくるんです。
ゴキブリは「敵」がいないところに侵入して行動する習性があります。まだ誰も住んでない家は、ゴキブリにとって安心安全な場所なのです。
施工中はエアコンなどを取り付けるために開けた穴から侵入することもあります。
ゴキブリは3mmくらいのすき間でもスルスルと入っていきます。水をあまり使用していない排水管も要注意です。
ゴキブリは食べ物がなくても、湿気のあるところを好むので、排水管にも潜んでいます。知らぬ間に家の中まで入り込んでしまい
新築住宅でゴキブリに遭遇することがあるのです。

引っ越し後、ダンボールのまま収納する人もいますが、ダンボールにくっついて一緒に引っ越していることもあるので
早めに荷物を全部出してダンボールは捨てるのがオススメです!
また、エアコン室外機の排水ホースも侵入経路のひとつです。排水ホースは無防備に家の外に垂らされていることが
ほとんどなので、そこから家の中に入ってきます。ホームセンターで専用のキャップを購入してふさいでおきましょう。

このように、ゴキブリをはじめとする害虫たちは、どんなに対策を講じてもさまざまなところから侵入してしまいます。
風通しをよくして湿気をなくすことは、カビだけでなく害虫の発生も防いでくれるので、日々の換気はしっかりと行いましょう。

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