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ウォークインクローゼット・パントリーにオシャレは必要?
カテゴリ:不動産コラム  / 投稿日付:2025/01/30 10:00

マイホームを購入する際、憧れる設備の代表ともいえる『ウォークインクローゼット』や
『パントリー』これらがあると聞くだけで、オシャレな家を想像します。
しかし、現在の住居にはないスペースを取り入れる場合、オシャレさよりも機能性を重視しておかないと
暮らし始めてから不便な思いをすることになるかもしれません。

・デッドスペースができやすい
ウォークインクローゼットやウォークイン型のパントリーは思いのほか
収納するものが多いところなので、デッドスペースを作らないことが大切です。
ウォークインクローゼットは人が歩くスペースと収納スペースで最低でも1.5帖はあったほうがいいでしょう。
収納スペースの幅はハンガーが収まる広さとして60㎝、人が歩くスペースとしても60㎝は必要です。
1.5帖〜2帖程度であれば I 型が適しているでしょう。必要な幅の目安は120㎝以上です。
2帖以上であれば、Ⅱ 型、L 型、U 型のレイアウトが可能でしょう。通路の部分や、L 型、U 型で
奥の角に当たる部分はデッドスペースになりやすいので、ハンガーポールと棚をうまく組み合わせて
収納スペースを作りましょう。

ウォークインクローゼットもパントリーも、日当たりのないとこにあるのがほとんどなので、
湿気がこもらないように管理しないと長く収納しているうちに傷んでしまいます。
できれば風を通すための小窓や換気扇を設置するといいです。窓を設ける場合は、クローゼット内の
衣類が日焼けしないようにくもりガラスの窓にしたり、低い位置につくる地窓にしたり、工夫してみましょう。
ものがたくさんあるところなので、カーテンやスクリーンにすると開閉が面倒になってしまいます。

収納スペースが広いと、使わなくなったものを放り込んで乱雑になることも多いようです。
いらないものは処分して、常に風を通すように心がけてくださいね。


・使ってみてはじめてわかる棚の形状
ウォークインクローゼットは、衣類だけでなくバッグやスーツケースなど、普段使わない大きなものも
収納します。パントリーは缶詰やペットボトル、ドライフード、パウチ商品、そしてお米や
冷蔵庫に入れる必要がない野菜などです。

ハンガーの高さや棚の奥行きなどは、収納するものによって変えられるよう、造りつけの
造作家具にする場合でも可動式がおすすめです。

パントリーは調理しながら出入りすることが多いので、片手で取り出したり、
ポンと置いたりできる方が使いやすいですよね!キッチンとのあいだに扉を設置する場合も
開閉にスペースを取らない引き戸が便利です。
また、パントリーの棚はあまり奥行きが深くない方が便利です。奥の方にしまい込んでしまうと
取り出すのが面倒になるだけでなく、何を収納したかわからなくなって賞味期限が切れてしまうこともあります。
パントリーは目が届く収納が良いでしょう。


ウォークインクローゼットやパントリーの収納は、荷物を運び入れて暮らし始めてから使い勝手の悪さに
気づくことがほとんどです。オシャレな造作家具などを設置してしまうと修正がきかないので、
暮らしながら作り上げていく方が良いかもしれません。

そして、湿気やニオイがこもらないよう、風の通り道を確保することを忘れないでくださいね!!

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